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仕事の味を知る

『石の上にも3年』

皆さんもこのことわざを知っているでしょう。

これはどんなに石が冷たくても、その上に3年も座っていればだんだん暖かくなってくるという意味だそうです。

小さい頃は部活動、社会人になってからは仕事で良く耳にすることわざでした。


仕事に例えると

どんなに辛くても、どんなに嫌でも3年はその仕事を務めてみなさい。そうすればその仕事の本質が見えてくる。

と言われた事があります。

私は高校卒業後、とある会社に入社しました。

そこは機械の修理をする会社です。

毎日高速道路を使って移動し、お客さんの元へ向かいます。

当時私は19歳になったばかりでした。

入社して4カ月。

私は大きな交通事故を起こしました。

私の未熟さゆえの事故で、雨で滑り対向車線へはみ出して衝突、その後畑に突っ込み歩道の縁石に乗り上げました。

私の車は1発廃車。

相手の方に怪我を負わせてしまいました。

また畑の持ち主さんの作物も駄目にしてしまいました。

被害者さんたちには事業所の所長が一緒に付き添ってくれました。

その様な事故を起こし、当時赴任していた静岡県まで父が駆けつけてくれたんです。

一通りの挨拶とお詫びをして回り、父が帰ることになりましたので私は見送るために自宅から事業所まで自転車で向かいました。

そこで今度は俗に「当たり屋」と呼ばれる人にひかれました。

ですが運転手はものすごい剣幕で攻め立ててきます。

強面のヤクザ風の方でした。

社会を知らない私は、脅されるまま10万円を支払いました。

その時それらのショックにより私はこの職場を退職しました。

今思えば、その時先輩や上司の方々は、本当に私のことを親身に考え、受け止めてくれました。

しかし当時の私は理解できませんでした。

家庭裁判所で簡易裁判を受けたり、警察署で初心運転者講習を受けたりと非常に落ち込みました。

もう逃げ出したかったのです。

そこから私の適職探しが始りました。

私が決めていたのは

「一つの会社に2年は在職すること」

「30までにはこれと決めた仕事を見つけること」

でした。

5度目の職場で決まりましたので約10年の歳月です。

でも妥協ではなく、決めたことは守りました。

在職中、1年目で仕事の流れをマスターするため人よりもたくさん情報を集め、シュミレーションして約半年で独り立ちしました。

ユーザーの元へ駆けつけるのはいつも一人です。

ここから1年半。毎日遅くまで業務と技術の向上を図り仕事に励みました。

技術は格段に身に着きましたが、会社との相性は良くありませんでしたので2年で退職しました。

2・3・4社目も同じ流れで仕事をしました。

「技術」という武器がありましたので、お客さんは営業社員を迎え入れるのとは違った目線で見てくれます。

ですからきちんと対応して誠実に仕事をしていると、修理以外の引き合いも来るようになりました。

『あなたから機械を買いたい』

とても嬉しかったです。

その様にしていった結果、販売数、金額でも営業社員を抜くことができました。

しかし、不況の折、経営も思う様に好転しない会社としては一台でも機械を売りたかったんです。

ですから修理担当の私たちサービスエンジニアに機械の修理を極力しない方向性を打診してきました。

これには耐えきれず、2年3ヶ月で退職しました。

技術で生計を立てている者にとってこれ以上ない屈辱でした。

そこで私は物を生み出す『生産』の分野に入りました。

私の性格には合わないかもしれないとずっと敬遠してきた職種です。

しかしいざやってみると私にとってこれが天職ではないかと思えるようになりました。

27歳の秋、私の職探しの道にようやく終止符を打ちました。


ここからは私は死に物狂いで仕事に打ち込みました。

守るべき家族がいたのも大きな要因かもしれませんが、それこそ休日深夜関係なく働き、そして勉強しました。

その結果、分野ごとに国家資格として認められた、技能検定試験に社内一、短期間で資格を取得できました。


現在5年半になりました。

それまで先輩だった人達が、今は部下です。

でもそれを出すことなく敬意を持って仕事しています。

本気で仕事すること。

とりあえず3年間やってみること。

これは非常に大切なことです。

一生懸命走ってきたらいつの間にか5年経ってました。

自分が本気で向き合える仕事を見つけた時、人間は本領を発揮します。

皆さんも本気で取り組んでみてください。

そうすると、松下幸之助氏の言う様に、

≪仕事の味≫

が分かってきます。



松下幸之助『社員心得帖』より
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